大阪・八尾市の頭蓋仙骨(クラニオセイクラルワーク)オステオパシー・整体とヨーガ(ヨガ)のTsunagu Lab.(つなぐラボ)より カラダとココロに気持ちのいい生活。
ヒーリング・アーツ
「ヒーリング・アーツ―世界の伝承医療の歴史と現在を探る 」
を読みました。
私は図書館で借りましたが
アマゾンの中古でもお安く出ているようです。




イギリス人のテレビプロデューサーのマイケル・クラウチャーと
アメリカ人にして中国医学の医師、テッド・カプチャクの2人による共著書。

2人は、現在の医療の現状を世界規模でとりあげて
一般の人々の関心に訴えることはできないだろうかということについて論じ合い、
そして誕生したのがBBCのドキュメンタリー番組
「ヒーリング・アーツ(癒しのわざ)」シリーズを制作、
その内容を番組で伝えきれなかったことも含めて一冊にまとめたのがこの本だそうです。

人はどのように癒されてきたのか?
アーユルヴェーダ、チベット医学、ホメオパシー、オステオパシー、カイロプラクティック、
中国医学、西洋医学等々、
世界各地に伝わる伝承医学の現状を探ると共に、その起源を紹介されています。

以前インドで咳がひどかった時に
「効く」と教えてもらった咳止めのシロップは「ユナニ」のものでした。(よく効きましたよ)
その時、「ユナニ」とはムスリム(イスラム教徒)系の薬と聞いていたのですが、
この本によるとギリシャ医学という事が判明。
その昔、宗教的に異端視され迫害を逃れた後、アラビア人、ペルシャ人、ユダヤ人の
手で育まれ11世紀に改めてヨーロッパに紹介されるようになったそうです。

インドでは、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、ユナニ、西洋医学などの薬や
病院、お医者さんがあり、選択肢が沢山あります。
(インド人は案外、西洋医学のお薬が好きです。)

アメリカでは保険も適用されているカイロプラクティックやオステオパシーが
正統派の医学からおとしめられていたとは意外でした。
どうも手技療法は非科学的治療法という偏見のようです。
痛みや病気の手当ては、鎮痛剤と安静で、という事でしょう。

などなど色んな世界の療法が書いてあるので楽しいです。

本の中には、ちょっと理解し難いトンデモ療法も出て来ますが
癒しとは?
治るとは?
医とは?
を改めて考えさせられました。

テッド・カプチャク氏はボストンで30種類以上の異なった治療法を
有機的に組み合わせて「多元的医学」を実践する
「開かれたクリニック」を運営されているそうです。

著者2人が発見したのは、
どんな治療法にも長所と短所があり、おのずと限界があること、
世界のどんな医学大系にもそれぞれ立派な価値があり、
それは現代にも通用するものであるという事でした。

日本の病院も、たて割りでない
様々な療法の横の連携が出来た所があればいいのに。
と切に願います。







Posted by padmayur まゆみ
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